Pachi's Blog Annex ~自薦&自選よりぬき~

『Pachi -the Collaboration Energizer-』の中から自分でも気に入っているエントリーを厳選してお届けします♪

ソーシャルグラフと信頼性、そして後悔してること

オリジナルはこちら(2011/8/29)

 

先日のイベント『EGMサミット2011 Summer』にご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

楽しいディスカッションができましたし、いろいろな意見やアイデアに触発されました。
 
ただ、会場でうまく伝えきれなかったり、ディスカッションに深く参加できなかったりと、頭に残っている(いくつかは後悔してる…)点が3つほどあるので、それについて書いておきたいと思います。
 
あ、それから、私Pachiにとって特に考えさせられたり共感したりという「残しておきたい#egms付きtweet」を勝手に厳選させていただき、『Shibotter - Pachiの個人的チョイス @EGMサミット2011Summer』というタイトルでまとめさせてもらいました。
かなり独断で絞りこんでますので、全体が見たい方はこちらをどうぞ『EGMサミット2011Summer』 by Noby_moi

 
ソーシャルグラフと信頼性 
最初のセッションでディスカッションされていた中で興味深かったのが「ソーシャルメディアから信頼できる情報を得るには?」という話です
会場では、「適切なソーシャルグラフを作ろう」というのが大きな方向性で、「信頼できる人とつながれば、信頼できる情報が入ってくる」という意見が中心だったのかな、と捉えています。
ただ、ここでの「信頼」という言葉は「人格」と「情報選別力」の両方にかかっていて、それを併せ持った人物を選りすぐってフォローしようっていうことだと思うんですが、正直、「なんだかそれだけだとつまんない…」って思ってしまいました。
 
「信頼性」というものは、裏取り(事実確認)とある程度セットになっているものなわけで、それには時間がかかるのが当然ですよね。そうした時間のかかる「信頼性」を「リアルタイム性」と同時に要求するのは、ちょっと無茶なことなんじゃないか? と私には思えます。
結局は、「自分自身が判断をくだす」「自分の意思で対処する」という意識が意味を持つのではないでしょうか。
いろんな経験をしながら、自身の「見極め力」を上げること。これに尽きるのかな(どうやって? に関しては長くなるので今回は書きません)
 
ところで、「ソーシャルグラフ」って言葉ですが、一般的には「ウェブ上における人間の相関関係」って捉えられていますが、そろそろ「ウェブ上における」ってやつ、やめませんか?
ウェブなんてただの道具なんですから、上も下も中も外もなく、全部ひっくるめた自分と周りの人たちの人間関係って考えてはどうですかね?


 
■プロボノ(社内プロボノ&社外プロボノ)
プロボノの一般的な定義は「社会人が仕事上の専門的なスキルを提供するボランティア活動」ですが、私のセッションで「もっと社内プロボノを!」「もっと社外プロボノを!」という使い方をしたのは失敗だったかな…。
 
それというのは、プロボノという言葉の「キャッチーさ」の代償として、「私の専門的なスキルってなんだろう? そんなものあるのだろうか?」と立ち止まらせてしまう要素を感じたから…。 いいんですよ! 別に専門的じゃなくても、特別なスキルじゃなくても。そうじゃなくて、もっとシンプルに「自分がやれること/得意なこと」でいいし、「やりたいこと」でいいんです!
ほとんどのケースで、自分では「スキル」として意識していないようものでも「違う場所」に持ち出し、「違う相手」に提供すれば、想像以上に「スキル」や「有用なもの」として認識されるものです。
 
NPOは、ちょっとしたPC操作やミーティングのファシリテーションでも喜ばれることが多いです。そして社内でも、自分が知っている情報や小ネタを社内SNS書き込むだけで、喜ばれることが多いものです。
 
「専門的」じゃなくていいんです!
同期入社の仲間や学生時代からの友人に、「なにか手伝えることないかな?」「人手が必要なときは言ってね」と声をかけるように、気軽に手を差し出していきましょう!
 
 
■シゴタノ(仕事を楽しむ)
自分のセッションで言おうと思ってた一番大事なメッセージ、すっかり言いそびれたまま忘れてしまった…
今、仕事が楽しいって思ってる皆さん、ぜひ周りの人たちにもその楽しさを分けてください! 伝えてください!
なんで楽しいのか、なにが楽しいのか、どうして楽しくなったのか、どうすれば楽しくなるのか
そんな話や想い、考えをどんどんシェアしていきましょうよ!
楽しさって、分けても減るものじゃありません。
そして「シゴタノ」ってパイは不思議なパイで、1切れ2切れと分ければ分けるほど、どんどん大きくなっていくものです。
 
ということで、シゴタノライフ実践中の皆さん、一緒にその楽しさを周囲に広めていきませんか?!
Happy Collaboration!