Pachi's Blog Annex ~自薦&自選よりぬき~

『Pachi -the Collaboration Energizer-』の中から自分でも気に入っているエントリーを厳選してお届けします♪

一見同質化力 vs 個の異質性

オリジナルはこちら(2011/9/5)

前にも『多様性という名のオブラート』というエントリーで、「多様性が大事って言うけど、都合よく他人事として発せられていないか」「多様性が大事ってことは、異質性を発揮すべき」ということを書きましたが、今回改めて「多様性」について感じていることを書こうと思います。

 
1番言いたいことは…んー、もしかしたら、文字にすると以前の繰り返しにしか見えないかも。
ま、軽めに書きたいと思います。
 


■人材の多様性が大事って言うけど、多様な意見をちゃんと取り入れてる?
社内外から多様性を持った人を招き入れても、多様な意見が出ないままだったり…。
また、せっかく出てきた多様な意見もきちんと俎上に載せられなかったりとか…
 
■人材の多様性って、国籍(人種)と性別と年齢って短絡化していない?
たしかに国籍や性別は分かりやすい「違い」ではあるけど、同じ人種や年代の中にだってものすごい多様性があると思う(ただ、言葉としては多様性よりも「異質性」の方がピンとくるけど)。
採用戦略の見直しもいいけど、すでに中にいる人たちがもっと個性を発揮しやすい状況を作ってみたらどうだろう? 欲しかったのは見た目の多様性じゃないでしょ?
 
■身近にある異質性から見直してみない?
どんな企業やグループにも、一目では分からないような多様性、いや、異質性が溢れていると思う。「見た目から内面まですべてがまったく同じ双子」なんて話も世の中にはあるけど、本当だろうか?
あるグループの中にいると、共通性の方が異質性よりも目に付きやすいのかもしれない。いや、おそらくそうではなくて、目に付きやすいのは異質性の方で、防衛本能的にそれを隠そうとする人が多くて「一見同質化」(「いっけんどうしつか」--造語ですが、ニュアンス伝わりますよね?)が進むのではなかろうか。
 
■一見同質化力の強いところに多様性を持ち込んでも
これはちょっと極端な例えかもしれません。でも、「一見同質化」を進めさせてしまう環境や文化、つまり同調圧力を感じる雰囲気が蔓延している場所にどれだけ多様性を持ち込み続けても、その雰囲気の強さに比例した速度で多様性や異質性は消え去ってしまいますよね。
 
■じゃ、結局どうすりゃいいの?
「一見同質化力」が強い学校や企業・グループで過ごしている時間が長く、それに対抗し続けようとしない人は、おそらくこの力に飲み込まれてしまうか、変に「賢く」振舞ってしまうケースが多いんじゃないかなぁ、と私は推測しています
 
やっぱり、個人の異質性を作り出し育む基本は、個人としての活動でしょう。
つまり、多様性と同様の力を持つ「異質性」を企業やグループの活動に活かしたかったら、ガンガン個人活動を行って、そこで身に着けたものや磨いたものを、企業やグループに持ち込めばいいんじゃないでしょうか。
 
同じように、企業やグループで身に着けたものや磨いたものを個人活動に持ち込めば、どちらにとってもメリットが生まれてきますしね。
さらに、ペルソナやアイデンティティーを変更することなく同じ「自分」として活動できるので、自分自身への納得間や満足度も高まるよね! と。

 
ということで、今回はあまり理屈っぽくならないよう、軽い調子で書こうと思ったのですが、後半ちょっと…だったかもww
また、あまり細かく説明せずに、自分の中(だけ)で確固としている想いを強いトーンで書きすぎちゃったかもしれませんね
強引過ぎたらゴメンなさい!
 
Happy Collaboration!