取材は2
時間にわ
たり、い
ろいろと
話は盛り
上がった
のですが
、紙媒体
が中心と
いうこと
もあり実
際に記事
になる部
分はその
中のごく
一部にな
ってしま
うと思い
ます。
(そして
、想定さ
れる読者
の中心層
を考える
と、「社
内ソーシ
ャルの深
い部分の
話」は掲
載されて
もサラッ
とかな?
)
でも、私
的には相
当ドンピ
シャない
い話がた
くさんで
、「そう
、そうで
すよね!
つまりこ
ういうこ
とですよ
ね?」と
ついつい
自分が話
しこんで
しまうこ
とも何度
かありま
した。
また、取
材後には
斉藤さん
に「ブロ
グにもど
うぞ書い
てくださ
い」と言
っていた
だけたの
で、今回
はそのと
きの話に
ちょっと
だけ解説
をつけて
お届けし
ます。
■B2B企業こそ社内も社外もソーシャルが大切
社内ソーシャルを考えるとき、さまざまな面で一般のソーシャルメディアやソーシャルネットワークとの「連携」を考えるべきだろう。
特に、一般の消費者/生活者が購入するような商品、サービスを扱っていないB2B企業こそ、そこは真剣に考えるべきだ。
なぜなら
、B2B
企業の方
が、お客
様に購入
していた
だいてい
るのは「
社員」だ
から。
つまり、
店先で手
にとって
購入され
る製品で
はなく、
購入や契
約までに
直接的な
やり取り
などで時
間が費や
されるも
のほど、
結局は交
渉相手を
買ってい
るのだ。
もちろん、契約上では企業と企業の取引だが、実際には人が交渉相手を見て、コミュニケーションして、判断して契約している。ビジネスの本質的なこの部分は、昔から変わっていない。
むしろ、今後ますます高まるのではないか。
B2B企業では、顧客接点が社員に限定される。B2B企業こそ、企業の「社会へのスタンス」を体現するのは社員だ。 これを踏
まえると
、社員に
は自社の
ビジョン
やミッシ
ョンをき
ちんと理
解し、そ
れに基づ
いた行動
が取れる
ようにな
ってもら
うための
「場」と
して、社
内ソーシ
ャルがい
っそう重
要になっ
てくるの
がわかる
と思う。
人は、コ
ミュニケ
ーション
により想
いや疑問
を消化し
、理解し
たり納得
したりし
ていくも
の。必ず
しもすべ
てが「納
得」に結
びつかな
くても、
ただ押し
付けられ
るのでは
なく「参
加」する
ことによ
り、理解
は深まる
ものだ。
社員の想
いがオー
プンに発
信され、
共有され
、対話さ
れる場所
が社内に
あるかど
うか。
社内ソー
シャルは
、社員が
自社を愛
せるかど
うかのリ
トマス紙
なのかも
しれない
。
■社内ソーシャルの本質的役割は、イノベーション孵化のプラットフォーム 「社内ソ
ーシャル
ウェアの
目的は、
社員間の
コミュニ
ケーショ
ンを活性
化して組
織の壁を
なくすこ
と」--
それだけ
でも良い
けど、も
う一歩踏
み込んだ
方がより
多くを得
られるだ
ろう。
コミュニ
ケーショ
ンの活性
化や風通
しの良さ
は、目的
にたどり
着く前の
地ならし
に過ぎず
、企業に
とってよ
り本質的
な目標は
「社会に
必要な企
業として
、永続的
に存続す
る」こと
だ。
そのため
には企業
がその価
値を社会
に認めら
れ続ける
必要があ
り、それ
には常に
価値を提
供し続け
ていくこ
とが必要
になる。
違う言葉
で言えば
、イノベ
ーション
を孵化し
続ける必
要がある
というこ
と。
つまり、
新しいも
のの提供
や価値の
創造につ
ながって
こその社
内ソーシ
ャルウェ
アであり
、その本
質的役割
を踏まえ
た上で、
コミュニ
ケーショ
ンの活性
化や風通
しの良さ
を捉えた
方が良い
。
---
ここまでが斉藤さんと当日会話した内容なのですが、少しだけ注釈というか、コメントします。
「イノベーションの孵化や価値の創造を主眼にした方がよいというのは、社内のあらゆるツールやプロセスがあてはまるのでは?」という声も聞こえそうな気がします。
もちろんそのとおりです。
ただ、他のツールやプロセスが、より早くより効率的により新しい使われ方をするための土台にもなるのがソーシャルウェアです。
そうしたツールやプロセスが単体ではなく、同じソーシャルのプラットフォーム上に位置されることで、スパイラルな効果をもたらしやすくなります。いわば社内全体の価値創造基盤、「企業のイノベーション孵化のプラットフォーム」になるわけです。
---
■社内ソーシャルの「O2O(オーツーオー)」/すべては循環する
いきなりちょっと抽象的な絵ですが…。
一つ一つ
を切り離
して考え
るよりも
、そして
それぞれ
を伸ばし
ていこう
とするよ
りも、相
乗効果を
もたらす
循環型で
考えた方
が良くあ
りません
か?
世界はすべてつながっています。
一つの世界だけで高みを目指していれば、天井や壁にぶつかることも多いものです。循環型にすることで、一つの成長が他の成長にもつながりやすくなります。
関連する
話はこれ
までに何
度か書い
てきてい
るので、
興味があ
ればぜひ
こちらも
併せてお
読みくだ
さい。
・トップ
ダウンと
ボトムア
ップが循
環してよ
り強くな
っていく
。
『
社内ソーシャルはトップダウンかボトムアップか』
・オンラインとオフラインは循環させたほうがより効果的。
『
広義のEGMと狭義のEGM。あるいは対面しばりとオンラインしばり。』
・仕事と
会社は切
り分ける
より、循
環させた
方が人と
しても成
長できる
のではな
いか。
『
ワーク・ライフ・インテグレーションって、お金から想いへって話だと思う』
斉藤さん
の言葉と
私のもの
がちょっ
とゴチャ
ッとして
しまった
ところも
あるので
すが、今
回のエン
トリーに
書いた部
分はそれ
くらいお
互いの考
えがシン
クロして
いた部分
だと思っ
ています
。
というこ
とで、最
後に感謝
を込めて
日本経済
新聞出版
社から刊
行された
ばかりの
斉藤さん
の新著『
BE ソーシャル! ―社員と顧客に愛される5つのシフト』を紹介します。
まだ、私も読み終わっていないのですが、取材時にお聞きした「ロサダライン」や「Happiness Effect」など、しっかり勉強したいと思う話が満載だったので楽しみです。
Happy Collaboration!