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Pachi's Blog Annex ~自薦&自選よりぬき~

『Pachi -the Collaboration Energizer-』の中から自分でも気に入っているエントリーを厳選してお届けします♪

エンタープライズ・ソーシャルの本質は価値創造基盤

オリジナルはこちら(2012/11/16)

 

先日、ループス・コミュニケーションズの斉藤さんに取材に伺ってきました。

 

 
取材は2時間にわたり、いろいろと話は盛り上がったのですが、紙媒体が中心ということもあり実際に記事になる部分はその中のごく一部になってしまうと思います。
(そして、想定される読者の中心層を考えると、「社内ソーシャルの深い部分の話」は掲載されてもサラッとかな?)
 
でも、私的には相当ドンピシャないい話がたくさんで、「そう、そうですよね! つまりこういうことですよね?」とついつい自分が話しこんでしまうことも何度かありました。
また、取材後には斉藤さんに「ブログにもどうぞ書いてください」と言っていただけたので、今回はそのときの話にちょっとだけ解説をつけてお届けします。
 
 

 
■B2B企業こそ社内も社外もソーシャルが大切
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社内ソーシャルを考えるとき、さまざまな面で一般のソーシャルメディアやソーシャルネットワークとの「連携」を考えるべきだろう
特に、一般の消費者/生活者が購入するような商品、サービスを扱っていないB2B企業こそ、そこは真剣に考えるべきだ。
なぜなら、B2B企業の方が、お客様に購入していただいているのは「社員」だから。
 
つまり、店先で手にとって購入される製品ではなく、購入や契約までに直接的なやり取りなどで時間が費やされるものほど、結局は交渉相手を買っているのだ。
もちろん、契約上では企業と企業の取引だが、実際には人が交渉相手を見て、コミュニケーションして、判断して契約している。ビジネスの本質的なこの部分は、昔から変わっていない。
むしろ、今後ますます高まるのではないか。
 
B2B企業では、顧客接点が社員に限定される。
B2B企業こそ、企業の「社会へのスタンス」を体現するのは社員だ。
 
これを踏まえると、社員には自社のビジョンやミッションをきちんと理解し、それに基づいた行動が取れるようになってもらうための「場」として、社内ソーシャルがいっそう重要になってくるのがわかると思う。
 
人は、コミュニケーションにより想いや疑問を消化し、理解したり納得したりしていくもの。必ずしもすべてが「納得」に結びつかなくても、ただ押し付けられるのではなく「参加」することにより、理解は深まるものだ。
社員の想いがオープンに発信され、共有され、対話される場所が社内にあるかどうか。
社内ソーシャルは、社員が自社を愛せるかどうかのリトマス紙なのかもしれない
 
 
■社内ソーシャルの本質的役割は、イノベーション孵化のプラットフォーム

 
「社内ソーシャルウェアの目的は、社員間のコミュニケーションを活性化して組織の壁をなくすこと」-- それだけでも良いけど、もう一歩踏み込んだ方がより多くを得られるだろう。
 
コミュニケーションの活性化や風通しの良さは、目的にたどり着く前の地ならしに過ぎず、企業にとってより本質的な目標は「社会に必要な企業として、永続的に存続する」ことだ。
そのためには企業がその価値を社会に認められ続ける必要があり、それには常に価値を提供し続けていくことが必要になる。違う言葉で言えば、イノベーションを孵化し続ける必要があるということ。
つまり、新しいものの提供や価値の創造につながってこその社内ソーシャルウェアであり、その本質的役割を踏まえた上で、コミュニケーションの活性化や風通しの良さを捉えた方が良い
 
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ここまでが斉藤さんと当日会話した内容なのですが、少しだけ注釈というか、コメントします。
 
「イノベーションの孵化や価値の創造を主眼にした方がよいというのは、社内のあらゆるツールやプロセスがあてはまるのでは?」という声も聞こえそうな気がします。
 
もちろんそのとおりです。
 
ただ、他のツールやプロセスが、より早くより効率的により新しい使われ方をするための土台にもなるのがソーシャルウェアです。
そうしたツールやプロセスが単体ではなく、同じソーシャルのプラットフォーム上に位置されることで、スパイラルな効果をもたらしやすくなります。いわば社内全体の価値創造基盤、「企業のイノベーション孵化のプラットフォーム」になるわけです。

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■社内ソーシャルの「O2O(オーツーオー)」/すべては循環する
 
 
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いきなりちょっと抽象的な絵ですが…。
一つ一つを切り離して考えるよりも、そしてそれぞれを伸ばしていこうとするよりも、相乗効果をもたらす循環型で考えた方が良くありませんか?
世界はすべてつながっています。
 
一つの世界だけで高みを目指していれば、天井や壁にぶつかることも多いものです。循環型にすることで、一つの成長が他の成長にもつながりやすくなります。
関連する話はこれまでに何度か書いてきているので、興味があればぜひこちらも併せてお読みください。
 
・トップダウンとボトムアップが循環してより強くなっていく
社内ソーシャルはトップダウンかボトムアップか
 
・オンラインとオフラインは循環させたほうがより効果的。
広義のEGMと狭義のEGM。あるいは対面しばりとオンラインしばり
 
・仕事と会社は切り分けるより、循環させた方が人としても成長できるのではないか。
ワーク・ライフ・インテグレーションって、お金から想いへって話だと思う

 

 
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斉藤さんの言葉と私のものがちょっとゴチャッとしてしまったところもあるのですが、今回のエントリーに書いた部分はそれくらいお互いの考えがシンクロしていた部分だと思っています
 
ということで、最後に感謝を込めて日本経済新聞出版社から刊行されたばかりの斉藤さんの新著『BE ソーシャル! ―社員と顧客に愛される5つのシフト』を紹介します。
 
まだ、私も読み終わっていないのですが、取材時にお聞きした「ロサダライン」や「Happiness Effect」など、しっかり勉強したいと思う話が満載だったので楽しみです
  
 
Happy Collaboration!