Pachi's Blog Annex ~自薦&自選よりぬき~

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8対2的読書メモ - 『ワーク・シフト』

オリジナルはこちら(2013/3/12)

 

『ワーク・シフト』というタイトルから明白ですが、仕事/働くことをテーマにした本の読書メモです。

でもね、表面的な仕事の話が書かれているだけの本じゃないです。
というか、働くことって多くの人間にとって長時間長期間にわたり日々併走するものじゃないですか。だから、「仕事を考える」と「生き方を考える」って同義語になるケースが多いと思っています。
そしてこの『ワーク・シフト』は、「働くことを考える」と「生き方を考える」と「人類の未来を考える」まで範囲として、果敢にチャレンジしている一冊じゃないかと思うんです。
 
そんなわけで、「いまさら『ワーク・シフト』紹介されても…?」って方もいるかもしれませんが、私のこのブログ記事が思い出させる効果や最後の一押しにつながるかも可能性もあると思うので、「原文/Pachi想い比 8:2」くらいな感じの読書メモを書きます
 
書籍『ワーク・シフト』の構成は追わず、「働くことを考える」から「生き方を考える」に、そして「人類の未来を考える」の流れを意識して言葉を配置したつもりです
 

 
■これから起きようとしている変化を突き動かすのは、未来を形づくる下記5要因の複雑な相乗効イメージ
    1. テクノロジーの進化: クラウド、ソーシャルウェブ…
    1. グローバル化の進展: 新興国の台頭、都市集中…
    1. 人口構成の変化と長寿化: 100歳寿命、国境を越えた移住
    1. 社会の変化: 大企業や政府への不信感、選択と自覚と覚悟
    1. エネルギー・環境問題の深刻化: エネルギー価格の高騰 地形/環境的リスク
 
■未来の世界では、機械的・画一的な仕事はロボットが請け負い、誰がやってもいいような仕事は海外へ行ってしまう。
事務職や低いレベルの管理職はすべてなくなり、有機的・非計画的・創造的におこなわれる仕事、つまり創造性とイノベーションが求められる仕事の価値が高まる。
 
■高い価値を持つ専門技能の3条件
    1. その専門技能は価値を生み出せるか?
    1. その専門技能には希少性があるか?
  1. その専門技能は、真似されにくいか?
■世界の50億人がインターネットにアクセスし、つながり合う世界が出現すれば、ゼネラリストの時代が幕を下ろすことは明らか。
組織に属し、その組織でしか通用しない掟を習得し、大過なく過ごすことにより昇進し、経済的な対価を得るという「選択肢」はすでにそこにない。
それに代わって訪れる新しい時代には、専門技能の習得に時間と労力を割き自分の価値を高め、自分の手がけた仕事を際立たせるために自分の「シグネチャー(署名)」を確立する。つまり、自分ブランドを創るということ
 
■「ブランドを創る」とは、プッシュだけではなくプル型で周囲をひきつけるということ。売り込みだけではなく、相手が自分に興味を持ったときに、きちんと情報が入手できるようにしておくということ。

 
■提案された3つの働き方のシフト
    1. ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
    1. 孤独な競争から「ネットワークで起こすイノベーション」へ
    1. 大量消費型の生活から「情熱を傾けられる経験」へ
 
 
■Y世代が仕事でとりわけ重きを置く要素は、学習と成長の機会を得られること。多くのことを学べて、学ぶべき点の多い同僚たちと働ける仕事を選ぶ傾向が強い。
仕事における飛び抜けて多い不満は、ベビーブーム世代の上司が過剰に管理したがる一方で、十分なコーチングをしてくれないこと。
 
■企業と個人はかつては親と子のような関係だったが、今は大人と大人の関係。
一方的に与えたり奪ったり、規制したり許したりではなく、お互い気持ちよく共生しようという立場で行動することが必要ではないか

 
■100歳まで生きることが普通になっていく世界で、人はより長く働くことになる(お金のためか、生きがいのためか、はともかく)。
そんな中、長い職業生活のなかで働き口を維持していくためには、1つの専門性では足りず、変わりゆく市場のなかで生き残っていけるよう1つの専門性から別の専門性へと移っていくことも必要になる。
 
■職業生活で大きな価値を生み出し、仕事に楽しさを見いだすことを望むのであれば、学校を卒業しても学習は終わらない。
生涯にわたり学習と自己研鑽を重ね、たえず成長を続け、エネルギーを自分に注入し続けなくてはならない

■「必要とされる場」があるから、生きがいややりがいが感じられる。
そして現実に最も長い時間を費やしているのが「仕事」である今、「必要とされている」感覚をそこで得続けるためには、自分が成長し続けていくことは不可欠ではないか。
 
■今後主流になるのは、いくつもの小さな釣り鐘が連なって職業人生を形作る「カリヨン・ツリー型」のキャリア。
精力的に仕事に打ち込む期間と、長期休業して学業やボランティア活動に専念したり、仕事のペースを落として私生活を優先させたりする期間を交互に経験し、ジグザグ模様を描きながら仕事のエネルギーや技能を高めていく。
 
■自分に合ったオーダーメイドのキャリアを実践するためには、主体的に選択を重ね、その選択の結果を受け入れる覚悟が必要だ。
ときには、ある選択をすれば、必然的になんらかの代償を受け入れなくてはならない場合もあるだろう。
 
■人間は自分の行動の総和。社会は個人の選択の総和。表面的には「別に私が選んで行動したところで…」だが、社会や環境は地層のようにゆっくりと動いていく。
「孤独で貧困な人生」と「自由で創造的な人生」、どちらに向かって歩みを進めるか。

 
■古い仕事感のもとでは、やる気と野心と強い競争心があれば成功できると考えられてきた。
しかしこれからは、高度な専門技能を習得し、そのうえで多くの人と結びつかなければ成功できない。知的資本と人間関係資本を組み合わせる必要があるのだ。
イメージ 理由は明快だ。あなたが築いた専門的な能力やノウハウ、人脈は価値あるものだが、それだけでは十分ではないから。グローバル化が進展し、世界中の人々が結びつく時代には、イノベーションと創造性がきわめて重要になるが、真のイノベーションと創造を成し遂げようと思えば、大勢の人たちの能力とノウハウ、人脈を統合することが不可欠。
 
■3つの人的ネットワークを意識的に育む
    • イノベーションの源泉となる多様性に富んだ大勢の知り合い
    • 難しい課題に取り組むうえで頼りになる少人数の盟友グループ(ポッセ
  • 安らぎと活力を与えてくれる打算のない友人関係
 
■「信頼」とは、単にほかの人や組織が好きかどうかということではない。もっと行動志向の感情で、たいていは未来に対する期待に基礎を置いている
私たちがほかの人や組織やブランドを信頼するのは、その対象が将来に約束を守ってくれると思うから。
 
■格差が拡大すると、社会不安が増大する可能性が非常に高まる。
一般に、格差が大きいほど、人間は他人を信頼しなくなる傾向がある。信頼が減退すれば、人々はあまり協力し合わなくなり、ものごとを共有しなくなり、他人の行動に関して楽観的な考え方をしなくなる

 
■自分と同じ世界に生きている友人や同僚とばかり接していては、自分の知らない情報はほとんど入ってこない。
 
■経験の「質」を手にするためには消費の「量」を手放す決断も必要
  • 旧: 私が働くのは、給料のため。それでものを消費するのが幸せの土台だ。
  • 新: 私が働くのは、充実した経験をするため。それが私の幸せの土台だ
■なにを買い、所有するかより、なにを創造するかを通じて自分を表現する
 
■未来を完全に予測することは不可能だが、だからと言って、すべてを運任せにしていいわけではない。
 
■「選択肢がない」と(本心で)言うのは、人間の性質を否定するに等しい。このような表現を用いるとき、私たちは人間であることをやめ、動物や機械に仲間入りすることを自分の自由意思に基づいて選択しているのだ。
 
■責任を負うことを避けようとすれば「勇気が欠かせない場面で臆病になり、自制が必要な場面で向こう見ずな行動を取ってしまう」
 

 
「もっとバランスの良い読書メモやまとめが読みたいよ!」と言う方には以下をオススメします。
 
 
イメージ
 
■「未来を予測する最善の方法は、 自らそれを創り出すことである」 by ピーター・ドラッカー
 
■「自分自身と家族、そして社会全体のために、経済と活力と社会の安定のバランスをどのように取りたいのか。そのバランスを実現するために、どういう公共の選択をおこなうべきなのか。こうした視野の広い議論をすべき時期に来ている」 by ロバート・ライシュ
 
■「未来はすでに訪れている。ただし、あらゆる場に等しく訪れているわけではない」 by ウィリアム・ギブスン
 
Happy Collaboration!
 
 
おっと。一つイベントの告知を。
3月22日(金)の夜、『【学生歓迎!】トークイベント「自分らしく働くとは」~PWJの学生インターン2人が送る「自分探しの130分!」~』というPeace Winds Japanさんの主催イベントで、「働く」をテーマに15分ほどお話しさせていただくことになりました
 
まだ、何を話すかはっきり決めていないのですが、アバイできるほどのものもないので、これまでどこでどんな風に働いてきたかなんていう体験談を話そうかなぁ、と思っています。
参加費500円が必要ですが、お時間のある方はぜひご参加ください!