Pachi's Blog Annex ~自薦&自選よりぬき~

『Pachi -the Collaboration Energizer-』の中から自分でも気に入っているエントリーを厳選してお届けします♪

自分らしい働きかた - リモートワークジャーニー@東京レポ

オリジナルはこちら(2016/4/11)

 

 

リモートワークジャーニー@東』に参加してきました。

「リモートワーク?」 という方に説明すると、私の理解では(解釈に多少の個人差はあると思いますが)リモートワークとは、「働く場所をオフィスに限定しない働きかたのことで、毎日決められた時間に決められた場所に出向く働きかたの反対側にあるもの」です。

 

私は東京会場の運営スタッフの一員でもあったのですが、でもそれはイベント準備とイベント後の話。

イベント開催中は、一般の参加者とまったく同じかそれ以上に、ディスカッションやグループワークを真剣に楽しませてもらいました

 

開催中に参加者のみんなと対話しながら気付いたことやハッとさせられた言葉と、開催から2日経った今改めて頭に残り続けているコトなどを、感想と一緒にメモしておきます。

なお、イベントのオフィシャルレポートは近いうちに別途アップされる予定と聞いていますが4月23日の福岡開への参加を検討中の方には、以下の札幌開催のレポートが参考になると思います。

 

Remotework journey @札幌の開

 

 

■ あなた自身の『自分らしい働きかた』を実現するのに大事なことはなに

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ジャーニーへの第一歩は「あなた自身の"自分らしい"働き方で大事なことは何でしょう?」という問いでした。

2人一組になってそれぞれ3分間、この問いへの答えを語りあったのですが、このとき、ここ数年忘れかけていたことを思い出しました。

 

自分が36歳までずっと就職しないでフリーターを続けていたのは、会社員になるってことは「納得いかないことや理不尽だと思っていることにも"ノー"と言わなきゃいけなくなるなること」って意味だと思っていたからでした。

正社員になったら、自分の信じる正義や自分の譲れない部分も譲らなきゃいけなくて、会社を優先しなきゃいけなくなるんだって思っていました。

 

そんなこと全然なかったのに、そうだと思い込んでいたんです

ともあれ、私にとって自分らしい働きかたとは、「自分自身であることや自分が信じることを譲らなくてすむ働きかた」だったということです。そしてその実現に大事なのは、「イヤなことはイヤ!」でした。

 

 

■ ゲストや参加者の言葉

 

私自身はIBM入社直後からちょくちょく「リモートワーク」していたこともあり、一般的ではないってことをつい忘れてしまうことがあります。

また、そうなっていない社会や会社に対し、つい呆れた素振りを見せてしまうようなこともあります(気をつけなければ…)

(なお、日本IBMでは1999年からリモートワーク(e-ワーク制度)がスタートしたそうです。参照: 『IBMers make a difference: 国籍も世代も異なるダイバーシティー・コンビが、社員の価値を企業の価値へとつなげてい』)

 

そんなわけで、みんなの話を聞いていると、「普通の働きかた」になり過ぎていた分だけ、見逃してしまっていたり視界にちゃんと入っていないこともたくさんあったことに気がつきました。

 

  • リモートワークは、「幸せになる」という人生の目的を達成するための

  • リモートワークが良い働きかたとも限らないし、自分らしい働き方につながるとも限らな

  • リモートワークは、個々にさまざまな事情を抱えている「一緒に働き続けたい仲間」と働き続けるための手

  • リモートワークが進まない理由の根っこは「恐怖」。自分の価値を失う管理者の恐怖。評価されないというワーカーの恐怖

  • リモートワークは実は「場所」の問題ではなく、従来の「出社 = オン/退勤 = オフ」という概念を変化させるモノ

  • 「イヤなことはイヤ!」って、強者の理論になっていませんか?

 

「イヤなことはイヤ!」って誤解されやすいんですが、もちろんただ「だってイヤなんだもん」じゃありません。それは通用しませんよね。

きちんと「何をイヤだと思っているのか」「どこに問題を感じているのか」「どうすれば納得して取り組めるのか」など、「イヤなことはイヤ!」はこうしたことをきちんと発信することとセットだと考えています

 

それから、参加者の方と『強いチームはオフィスを捨てる』という本の話でも盛り上がっちゃいました。

2年ほど前に読書メモを書いているので、良かったら読んでみてください。

 

『強いチームはオフィスを捨てる』を読みました - テレワークとメキシコの漁師

 

 

■ 「自分らしい働きかた」が当たり前の社会となった2020年からの未来レポー

 

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セッションのクライマックス(?)では未来レポートを作りました。

その社会を表すキャッチフレーズ「○○な働きかた」、その未来の特徴、それが実現したきっかけ、自分のどんな行動がその未来につながって行ったか…。そんなことを1枚の模造紙に書き出しました。

私たちが参加したチームはこんな感じです。

 

「ところで今日どこ?」な働きかた: どこにいるのかを相手もこちらも別段気にしていない状態だから、オンラインでコミュニケーションしている間に、「あ、そういえば今日はどこで働いてるの? へーオフィスなんだ。じゃあ、私も昼前にオフィス行こうかな。ランチしようよ!」くらいな、リモートを互いに意識しなくなっている未来をイメージしました

 

そのきっかけは: まず社運がかかった超重要プロジェクトの途中で、絶対的エースの奥さんが入院することになってしまったこと。こりゃ一大事!

彼がいなくても果たしてやっていけるのか…と思ったら、案外リモートワークで週に一度しか顔を合わせなくても、大きな問題にならなかった。これはひょっとして?

 

それから2ケ月後: なんと、本社ビルが実は耐震基準をまったく満たしていないことが発覚! 補強工事の6週間の間は、全員出社できないことに…。こりゃ一大事!

ところが…いざスタートしてみたら(以下略)。

 

やってみなければわからないことは、やってみるまでわからないですよ

 

 

こんな感じで、私にとっては「リモートワーク」をベースに「自分らしい働きかた」にじっくり向かいあうことができ、かつたくさんの仲間ができたあっという間の半日でした。

再来週の福岡開催だけじゃなく、今後もジャーニーはいろいろな場所で続くみたいです。みんなも参加してみない?

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Happy Collaboration!