Pachi's Blog Annex ~自薦&自選よりぬき~

『Pachi -the Collaboration Energizer-』の中から自分でも気に入っているエントリーを厳選してお届けします♪

あんたの顔はしっかりと覚えさせていただきましたよ

オリジナルはこちら(2017/7/19)

 

先週、のんびり昼前に出勤しようとしたところ、衝撃的なシーンに出くわしました。

それ以来ずっと「どう行動するのがベストだったんだろう…」と考えているのですが、ひとまず今現在の考えを皆さんにシェアさせてもらいます。具体的なご自身の経験などある方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

 

 

私の数メートル前を歩く男性と、さらにその数メートル前を歩く女性。長いエスカレーターに向かう通路には私とその2人の姿しかありませんでした。

通路の突き当たりを左に曲がったところにあるエスカレーターへと女性の姿が消えると、突然私の前を歩いていた男性が小走りでエスカレーターに向かい左へと消えていきました。

数秒後、私がエスカレーターに到着すると、数メートル上には女性の背後にピタリと立つ男性が立っていました。「他に誰もいないのに…変なの。」と思いながら、私はエスカレーターの右側を登っていきました( エスカレーターで歩くのは危険 / マナー違反」という議論はここではスルーさせてください)。

 

 片側空け→歩行禁止 マナー変わる? エスカレーター(NIKKEI STYLE 2015/1/9の記事)

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO81616470W5A100C1000000?channel=DF280120166607

ここまでで大体想像がつくのではないでしょうか。そうです、男性は女性の背後に立ち、ミニスカートの中をガラケーで盗撮していました。

私が「え!?」と不審に思った瞬間、男性はガラケーを素早くチャカチャカと操作し、素知らぬ顔でポケットにしまいました。

「今のは…ええっ!」とビックリしながらも、駅員さんの姿をキョロキョロと探す私…。見当たりません。

そもそも反対側の下りエスカレーターを含め、その時間は私たち以外、誰一人としてエスカレーターに乗っていませんでした。

 

2人を追い越してホームに上り、周囲を見渡してみたもののここでも駅員さんは見当たりません。

「姿を見失わないように」とホームの端に向かうその男を追いつつ、必死に頭を働かせる私…。多分、ガラケーにはもう映像は残っていないでしょう。

男は見ところ50歳前後くらいで中肉中背、身のこなしなどに鋭いところは見られません。

 

男はすぐにやってきた電車に乗り込みました。私も隣の車両の一番端に乗り込み、男の挙動を見つめます。

心なしか、男がチラチラと私を見ている気がしました。あ、男のところに誰かが近づいてきて、話を始めた…。

 

隣の車両にいる間に、Facebookに「どうしたらいい?」と書いてみたものの、その場ですぐに取るべきアクションにはつながりませんでした。

 

結論を先に書くと、結局私は男に対して具体的な行動は何もしませんでした。

いや、何もできなかったと言う方が正確で、次の駅で仲間らしき人と降りていく男に対して「あんたの顔はしっかりと覚えさせていただきましたよ」と念を送っただけ、それだけです。

 

おそらく、こうした状況での絶対的な一つの正解はないんだろうって思います。

男に対して「止めろ」と直接伝えること、周囲に聞こえるように「盗撮は止めろ」と声を出すこと、その男を撮影すること。
Facebookにコメントいただいたように、いろんなアプローチがありますよね。

でも、結局私はその場では何もしませんでした。怖かった? 面倒くさかった? うーん、自分ではそうは思っていなかったんだけど、そうなのかもしれません。

 

要するに、刻々と変わる状況に対して、有効だと思える方法を見つけられなかったってことだと思います。

私にとって「有効」というのは、その男がもう二度と同じ行動を取ろうとしないことです。

こう言い切ってしまうといろいろお叱りを受けそうですが、私にとってはその男が警察や駅員に捕まるかどうかはプロセスでしかなくて、結果として「もうやろうとしない」ことにつながればそれでいいんです。

 

私は別に罰したいわけではありません。罰しても同じことが起きるのなら、罰に意味を見出せません。

「見せしめ効果」の重要さを否定はしませんが、そこに積極的に関わろうという気は起きません。

(自分や家族が被害者の場合は、また違う感情が湧いてくるのかもしれませんが。)

 

自分のそうした考えを踏まえて、今回私が取るべき行動は以下だったんだろうと今では思っています。

発見したときにすぐ、盗撮データが残っているかいないかに関係なく、男にきっちりと(でも威圧的にはならないように)注意すること。「やめましょうよ、他人に迷惑をかけるスリルを求めるのは」って。

 

とっさにこうした行動が取れるかどうか、あとは私の心がけの問題でしょうね。

そしてタイミングを逸してしまった時にどうするか…。これまた難しい問題で、まだ自分の中で答えはありません。

「みんなにとっても今後の参考になるかも?」と思って、鉄道会社2社に電話をして今回の状況を伝え、具体的にどんなアクションを推奨しているか、アドバイスをもらえないかと聞いてみました。

一社は「現行犯かそうでないかに限らず、そうした行為を見かけたときは駅員まで知らせてほしい」とのことでした。

駅の場所やエスカレーターによっては防犯カメラが設置されているところもあり、犯行を特定できたり、今後の防止策策定に役立てられるかもしれないとのことでした。

 

別の一社は、「現行犯以外は、伝えてもらっても鉄道会社側で取れるアクションは正直あまりないので…。ご自身の状況などから判断して、危険などないように行動して欲しい」とのことでした。

そして「本当はこんなこと言いたくはないのですが…」と前置きしつつ、「とりわけ若い女性には、自分の服装や周囲の状況に応じ、もっと自衛意識を高めて貰いたい」ということを、慎重に言葉を選びながら話されていました。

 

なんだかもやもやした感じは拭えませんが、もしまたこんなことがあったら(ない方がもちろんいいのだけれど)、自分が良いと思う行動をすぐに取れるようにしたいです。

 Happy Collaboration!