ライフネット生命 出口治明さんの講演: ビジネスパーソンこそ、仕事で成長できる
『生きる
人が個人 で学べる 時間も量 もたかが 知れてい る。他人 の経験( 本や歴史 )から学 ぶ。 人は見た いものだ けを見た いように 変換して 見てしま う。あり のままに 見る用に 意識する 。 先人(前 任者)か ら教わっ たことを やるだけ では、生 産性も競 争力も上 がらない 。それを もっとよ くするた めにどう すれば良 いか、何 ができる かを考え るのが学 びであり 仕事。
長年の高 等教育を 受けてか ら社会に やってき た人たち の「長所 を伸ばす 」なんて 、そんな 難しくも 大それた ことを本 当に企業 内の管理 者や人事 ができる のか? 現実とし てできる ことは「 短所を削 る」こと くらいだ ろう。 人はそれ ぞれとが ったとこ ろを持つ バラバラ の形をし た存在。 それを組 み合わせ て強い石 垣、城を 作るには 、マネー ジャーが 小さくな り隙間を 埋めてい くことが 必要だ。 「ほう・ れん・そ う(報告 連絡相談 )」なん て、それ でなくて もうっと うしい上 司にわざ わざする 部下は少 ない。そ れなら、 上司がす すんで部 下に「ほ うれんそ う」すれ ばいいの ではない か。
人間が作るものはすべて人間に似ている 同じ大学 の同じゼ ミで学ん できた3 人のグル ープと、 そのゼミ の一人と 大学を中 退してバ ックパッ カーをや っていた 人と毎晩 いろんな 人と酒を 酌み 交わして 意見交換 している 3人のグ ループ。 どちらが より新し いものや 創造的な ものが出 てくる可 能性が高 そうか。 3人の頭 にある知 識多様性 に目をや れば考え るまでも ない。 「世界経 営計画の サブシス テム」に おいて、 大きな会 社の社長 や会長だ って変え られる部 分はわず かだ。そ の意味に おいては 誰しも同 じだ。 数字やフ ァクトで 考えなけ れば実験 しても効 果検証が できない 。企業経 営をそれ でやった ら、趣味 で経営を している のと同じ だと言わ れてもし ょうがな い。 暇があれ ばGoo gleで 世界の官 庁が発行 している データを 「読む」 。数字・ ファクト で考える 癖をつけ る。 日本の領 土面積は 約38万 km2で 世界第6 0位だが 、海洋、 排他的経 済水域面 積を加え てみれば 世界6位 の大国。 ロンドン オリンピ ックのメ ダル数だ って、人 口当たり の数で見 ればメダ ル数No .1のア メリカと 大差ない 。 メディア や権威の 発信する 情報をた だ鵜呑み にするの ではなく 、自分の 頭で考え る。