昨日は、
(株)ニューズ・ツー・ユーさんの1
0周年記
念イベン
ト(おめ
でとうご
ざいます
!)、「
ネットP
R Day 2011 ~facts into value」に参加してきました。
オープニ
ング特別
講演の、
一橋大学大学院教
授
楠木 建 氏による
「マーケ
ティング
&PR担
当者のた
めの"ス
トーリー
としての
競争戦略
"」をと
ても楽し
みにして
いってき
たのです
が、予想
通りとい
うか、予
想をはる
かに超え
てという
か、楠木
さんのお
話が大変
面白く、
個人的に
は共感が
大量に溢
れ出ちゃ
うもので
した。
で、「せ
っかくな
ので皆さ
んにもお
すそ分け
を」とブ
ログにメ
モを公開
しようと
思ったの
ですが、
すでに9
0パーセ
ント近く
同じ内容
になりそ
うなエン
トリーが
あるのを
発見! というこ
とで、こ
こではそ
のブログ
・エント
リーを紹
介するに
とどめて
おこうと
思います
。
T cafe 『News2uセミナーにて楠木健氏の講演会を聴く』
ちなみに
、今回の
楠木さん
の講演の
ベースに
なってい
る著書『
ストーリ
ーとして
の競争戦
略:優れ
た戦略の
条件』は
、昨年読
んですご
く惹かれ
て、それ
以来「楠
木さんの
お話を直
接伺うチ
ャンスは
ないだろ
うか?」
とずっと
探してい
ました。
そんなわ
けで、今
回こうし
た場を用
意いただ
けた
ニューズ・ツー・ユーさん、そして社長の
神原さんに本当に感謝です!
さて、上
記のブロ
グでは、
他のセッ
ションに
関しては
バサっと
切られて
ますが(
ww)、
まあ確か
に最初に
楠木さん
のとても
刺激的、
かつエン
ターテイ
メント性
にも溢れ
るセッシ
ョンの後
では、な
かなかス
ピーカー
側も厳し
いだろう
なぁとい
うのが私
の感想で
す。
また、か
なり長時
間に渡る
ものだっ
たせいも
あり、私
を含め、
聞く側の
集中力が
試される
ところも
あったか
なぁ…と
いう気も
。
そんな楠木さんの特別講演に続くパネル・ディスカッション3連チャンだったのですが、その中でいくつか、気になった登壇者のコメントがあったので、ちょっとそれに関して思ったことを書きたいと思います。
「
社内で、ソーシャル・メディア/ソーシャル・ウェブの担当者を決めて、その人以外はソーシャル上での発信を制限する」という
お話しを
されてい
た方がい
らっしゃ
いました
。
--もち
ろん、企
業がどの
ようなス
タンスで
ソーシャ
ルを活用
するか、
あるいは
しないか
というの
は企業が
それぞれ
の戦略に
基づいて
判断すれ
ばよいと
思います
。
そして別
の登壇者
の方が言
われてい
たように
「
マス・メディアがさまざまなリリースをニュースとして扱ってくれる大企業は、ソーシャルを使おうとする理由はあまりないのかもしれない」のかもしれません(そもそも「
企業は躍起になってソーシャルを使おうとすべきなの?」という
根本的な
問いを投
げられて
いた登壇
者もいら
っしゃい
ました)
。
先に書い
たように
、それぞ
れの企業
が「1.
ソーシャ
ルを使う
リスク(
とチャン
ス)」と
「2. ソーシャ
ルを使わ
ないリス
ク」を中
長期的に
検討し、
2よりも
1(使う
リスク)
の方が大
きいと判
断したの
であれば
、それは
それでい
いのだろ
うと思い
ます。
ただ、「
使わない
リスク」
というも
のがどの
程度洗い
出されて
いて、ど
の程度の
期間で考
えられた
結果なの
かなぁ、
というと
ころに疑
問はあり
ます。
ぱっと思いつくものだけ並べてみます。
- そもそも「使うな」と言われた社員がそれを守るのか? 規制に対して十分な根拠を示せて納得を得られるのか?
- 「使うな」と抑制された社員はどこに向かうのか? それを押さえ続けてネガティブなコトへとつながらないのか?
- いざ「使う必要がある」や「使おう」となった時、すぐに動き出せるのか? (これは大企業だとお金の力で解決できるのかも知れないけど…)
そして、
なにより
一番引っ
掛かりを
覚えたの
が、「
ソーシャルを使える部署や役職をコミュニケーションのプロである宣伝や広報、マーケティング部門の人間に限定している」というコメントでした。
なんとい
うか、私
が企業の
ソーシャ
ル・メデ
ィアやソ
ーシャル
・ウェブ
活用に関
して一番
魅力を感
じている
のは、
すっかり縦割りになってしまい、自分の業務以外のことに目を向けないという「ガチガチの役割分担」で固まってしまった企業が、(元来はあったであろう)企業全体としての行動に引き戻してくれるものとなるのではないか、というところだったりします。
つまり、
マーケテ
ィングや
広報をや
っている
人間だけ
がお客様
とのリレ
ーション
を考える
のではな
く、
社内のあらゆる人たちが、直接お客様の声を聞き、直接コミュニケーションを持てる場があることで、「サービス」の原点に立ち返れる。本当の「お客様第一主義」を考えられる、という点です。
それを考
えると、
営業の人
にもサポ
ートの人
にも、そ
してもち
ろん社内
で直接お
客様と触
れ合う機
会が限ら
れる職種
の人にと
っても、
ソーシャ
ル・メデ
ィア、ソ
ーシャル
・ウェブ
での活動
は大切な
ものなん
じゃない
だろうか
? そこを抑
えてしま
って本当
にいいん
だろうか
? という気がしてなりません。
私の考え
が「青臭
い理想主
義」なと
ころがた
くさんあ
るのは承
知してま
す。
でも、こ
うしたこ
とも含め
て判断し
た結果な
のだろう
か? と、どう
しても疑
問に思っ
てしまい
ます…。
というこ
とで、こ
こで改め
て「こう
した観点
もあるよ
」と書い
ておきた
いと思っ
た次第。
皆さんは
どう思わ
れます?
Happy Collaboration!