オリジナルはこちら(2014/3/20)
わりとカチッとしたのを3回も続けて書いたもので、ユルいの、というかフツフツと日常的に頭に湧き出てきていることを書きたくなりました。
というわけでサラっと。
■経験は裏切るし流した汗は嘘をつく
苦労して学んだことや努力して身につけたものが、役に立たないことはザラにある。
経験や体験を通じて得た学びの大切さと同じくらい、アンラーニングの大切さが実感される世の中だ。
流した汗は嘘を…んー、そもそも嘘って、言ったことを守らないから嘘になるわけで、最初から汗は何も約束しないよ。あ、そういう意味じゃ「流した汗は嘘をつかない」でいいのか。
「それじゃ拠り所がなさ過ぎるでしょう。」
「頑張っている人を笑いものにする気か!」
「お前の言ってることは単なる屁理屈だ!!」
たしかに仰るとおりです。
努力した人を認め、褒めるのは素晴らしいことだと思います。間違いありません。
でもね、物事の変化のペースが上り続けるなか、古い経験則や昔の成功体験が通用しないケースは増え続けているでしょ。
自分の経験論を「絶対的な正」として語る人いるけど、それはあなたにとっての正でしかないし、それっていつの時代のこと?! みたいなのも、ねえ。
努力にしても、従来の「歯を食いしばってがんばる」型の努力だけじゃ、どうにもならないような「ルール変更」も起きていますからね。
■若い頃の苦労は買っても買わなくてもいいし努力して手に入れようがなんだろうが価値は同じ
「何が苦労か」なんて自分で決めればいいものだし、まったく楽しめない苦労買ってたら「どれだけドMなの?!」って。
若い頃に苦労して得たスキルや人脈でどうにかなる時代って終わってますよ。ということで、まあ心配しなくても、苦労はたいてい一生付いてくるから安心してください!
…「努力して手に入れたものの方が価値が高い」…ああ、自己満足の話ね。すいません周りからは分かりません。
努力してもしなくても、価値あるものには価値がある。
「火は熱いうちに打てって言うでしょう。」
「昔から茶化すのだけは上手だな!」
「お前の言ってることは単なる屁理屈だ!!」
ええ、子どもの頃からずっと「減らず口ばかり!」と叱られ続けてます…。
でもね、これは自分たち年配者に言いたいんだけど、年食ってからも苦労、というか努力を続ける気概がないとダメっしょ。だって、若い人たちは「今の時代にフィットする苦労」をしながらスキルを上げているんだから。
年配者が苦労を嫌がってたら、あっという間に追いつかれますよ。
若くて努力至上主義な方へ: ついコントロールが効かず燃え尽きそうになったりしたら、努力を止めるのもチョイスですよ。なにも努力だけが乗り越える術じゃないですよ。
それが元で変な諦め感とか無常観を身につけちゃうのもどうかなって思います。
■今できることは先延ばしにして構わないし嘘つきはクリエーターのはじまりだし。
優先順位だのスケジュールだのってよく言うくせに。今できることを全部やってたらキリないよ。
前のめりにやってるつもりが単に無駄なことやってるだけだったって経験、あるでしょ?
あ、それから嘘はね、空想力とか想像力とかを育て発揮する重要なものだから。すばらしい嘘とか美しい嘘ならどんどんついちゃって!
「アリとキリギリスの話も知らないのか。」
「うちの子を泥棒にするつもりか!」
「お前の言ってることは単なる屁理屈だ!!」
分かっているつもりです。勤勉性を否定するつもりはないんです。
ただ、脅迫観念的に自分にノルマを設定して、ただひたすらそれをこなしていくのって不自然だし、「忙しくないと不安…」的な不健康さが潜んでる気がしてなりません。
嘘もね、いろんなタイプの嘘があるじゃないですか。悪意の有る嘘無い嘘。思いやりの有る嘘無い嘘。自分のための嘘。人のための嘘。
嘘ばかりついてちゃダメだよ、たいていの嘘はばれるものだよ、自分のための嘘をつく人間は大切なものをたくさん失うよ。って、伝えたいのはそれだけですよね?
善意で人のためについた嘘で「泥棒のはじまり」って…。あまりに短絡的じゃないですか?
ああ、すっきりした。
なんか、常識的な言葉って思考停止ワードになっていることも多いし、こんな風にときどき、自分の思考を揺さぶってみるのも頭が柔らかくなっていいですよね。
え、「単なる屁理屈だ!!」って? 仰るとおりです…。
Happy Collaboration